フィンランド時間2011年5月12日,Futuremarkは,PC総合ベンチマークアプリケーションソフトの最新版,
「PCMark 7」を発表した
※。2007年10月リリースのがWindows Vista以降専用として登場し,話題を集めたのを憶えている人も少なくないだろうが,今回はWindows 7以降専用だ。
注目したいのは,総合スコアを得るためのテストであれば,
無料で何回でも実行できるようになっていること。PCMark Vantageは,「無料の体験版では1回しか実行できない」と仕様で登場していたので,それと比べると,ぐっとハードルが下がったといっていいだろう。
※フィンランド時間12日14:00,日本時間では20:00が正式発表となりますが,公式ミラーサイトに対して,発表より1時間前の掲載が許可されました
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複数のワークロードを組み合わせて
「日常的なPC用途における性能」を測る
FuturemarkによるPCMarkの位置づけは,「登場時点で対象となるOSを使って,日常的にPCを使うとき」の総合的なシステム性能を計測できるというもの。その実現に向け,伝統的にさまざまなテストが用意されてきたが,最新版となるPCMark 7では,
「Workload」(ワークロード,ここでは「仕事」くらいの意)という単位で,実際のユースケースに近いとされる19個のテスト——細部が異なるものを別のテストと数えれば約25個——が用意されている。そして,それらを組み合わせた
「Suite」(スイート,ひと揃い)として実行するようになっているのが大きな特徴だ。
スイートには,総合スコアを算出できる
「PCMark suite」のほか,NetbookやタブレットPCといった,処理能力の低いPC向けで,推奨OSがWindows 7 Starterとなる「Lightweight suite」,はたまたオフィス系,エンターテインメント系,制作系,CPU性能やストレージ性能を個別に見るものが用意されており,それぞれ,異なるワークロードの組み合わせとなる。例えばPCMark suiteの場合,ビデオ再生やトランスコード,画像処理,
DQ10 RMT,ウイルス対策,ゲーム,Webブラウズなどといった,いかにも汎用的なワークロードのセットになっているといった具合である。
なお,PCMark 7におけるワークロードの概要は下記のとおり。ゲームに関連するものとしては,の起動からゲーム開始までをエミュレートして,その間のストレージ転送速度をチェックできる「Storage - gaming」と,3DMark過去作からの流用ではあるものの,DirectX 9&10テストあたりが見どころといえそうだ。
●Computation Workloads(計算系ワークロード)
主にCPUとGPUに負荷をかけるテスト群だ。システムメモリやチップセット,ストレージ性能も影響するが,それらの割合は最小化されているという。
?Deta decryption(データの複合化)
?Video playback(ビデオ再生)
?Video transcoding(ビデオのトランスコード)
?Image manipulation(画像操作)
●Storage Workloads(ストレージ系ワークロード)
主にHDDやSSDに負荷をかけるテスト群。「RankDisk」というソフトを使い,テストごとに特定のストレージ操作をエミュレートし,Sandbox内で実行したときの所要時間を測定するようになっている。
?Storage - Windows Defender
?Storage - importing pictures
?Storage - video editing
?Storage - Windows Media Center
?Storage - adding music
?Storage - starting applications
?Storage - gaming
●Application Workloads(アプリケーション系ワークロード)
現実的なアプリケーション利用環境にできる限り近づけて,複数のハードウェアコンポーネントへ負荷をかけるテスト群とされている。
?Text editing
?Web browsing
?Graphics - DirectX 9
?Graphics - DirectX 10
※以上はホワイトペーパーより。PCMark 7アプリケーション上における表記は微妙に異なる場合がある。
エディションは3DMark 11と同じく3種類
インストールやテストの実行は簡単
冒頭で,無料版でも総合スコアを得られると述べたが,PCMark 7では,
「Basic Edition」とされる無料版とは別に,すべてのテストスイートを実行できる
「Advanced Edition」,そして,記事への利用や店頭でのデモなどといった商用利用が可能な
「Professional Edition」と,3エディションが用意されている。各エディションの違いは下の
表を見てもらえればと思うが,と同様,Basic Editionでも,総合スコアを得るだけなら十分使えるものになっているのがポイントといえるだろう。
さて,肝心要のインストールと実行だけれども,正直,とくに何かを説明する必要は感じない。公式ミラーサイトとして4GamerではインストーラをUp済みなので,本稿の最後に示したボタンをクリックし,ダウンロードしてほしい。インストーラは英語版だが,基本的には画面の指示に従っていくだけでセットアップは完了するだろう。
インストール時に選択する必要があるのは,基本的に「カスタムインストールするかどうか」だけ。カスタムインストール時は導入するRuntimeなどの選択もできるが,その程度である。ただ,いくつか外部のRuntimeなどが入る関係で,PCの環境によっては,ドラゴンクエスト10 RMT,セットアップの完了後に再起動が要求されることもあった | |
初回起動時に表示されるウインドウ。Basic Editionで使い続ける場合には毎回表示される |
セットアップ直後の初回起動時には,有料版であるAdvanced&Professional Edition用のキーコードを入れるためのダイアログが表示される。キーコードを取得済みなら,それを入力して[Register]ボタンを押せば,機能がアンロックされるはずだ。
無料版のBasic Editionで使うなら,とくに何も入れる必要はないので,そのまま[Upgrade Later]を押そう。このあたりは3DMark 11とまったく同じである。
そして,下に示したのがメインメニューだ。これもぱっと見は3DMark 11とよく似ている。
[Benchmark]タブは3列に分かれており,一番左はスイート,中央は選択したスイートに含まれるワークロードが示される。ここではあえてBasic Editionの画面を示したので,スイートの部分がグレーアウトしているが,Advanced Edition以上なら,ここはもちろん選択可能だ。「Overall performance」「Common usage performance」「Hardware component performance」といった形で,似たようなスイートをまとめて実行したり,それこそ全部実行したりといったことも,Advanced Edition以上では行える。
Basic Editionのメインメニュー。テストにあたっては,「OSの起動後,まず60秒待ってからほかのアプリケーションを終了させ,その状態で15分待機。その後PCMark 7を実行する」のが推奨されている |
メインメニューからテストスイートを実行し,[Run Benchmark]を実行すると,テストスイートのワークロード実行が始まる。テストでは,「マルチスレッド対応で,かつ,どのスレッドを使うかユーザー側で指定できない」というWindows 7の仕様に合わせるべく,当該スイートのワークロード全実行を3回繰り返し,測定誤差が出ないよう配慮されているため,どのテストスイートを選んでも,相応に時間はかかる。最低でも10分程度は確実に待たされるのを覚悟しておこう。テスト中,マウスやキーボードに手を触れてはならないので,その点もお忘れなく。
というわけでテストが終わると,[Results]タブにスコアが表示される。Basic Editionでスコアの詳細を確認するにはPCMark.comへの接続が必須だ。
以上,駆け足で紹介してきた。必ずしもゲーマー向けというわけではないが,普段使っているPCのどこにボトルネックがあるのかを探ったりするのには役立ってくれるはず。Basic Editionなら無料なので,Windows 7環境の人は,ひとまず一度動かしてみてはどうだろうか。
なお,アプリケーションのバージョンは最初から1.0.4。1.0.0?1.0.3は公開されていない。
●参考スコア
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フィンランド時間2013年3月4日に,バージョン1.4.0が公開となった。初回リリース後,初のアップデートとなる今回は,Windows 8への対応と,ベンチマークスコアに影響の出る拡張や修正がいくつか行われたのが大きな特徴となっている。当然のことながら,従来のテストスコアとは直接の比較を行えなくなったので,この点は注意してほしい。
●Version 1.4.0の修正内容?改良?互換性の改善?バグの修正<<免責事項>> ■本記事の内容および攻略,インストール,操作方法などについての賳枻希磺肖埭堡筏皮辘蓼护蟆 鎏弪Y版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては,一切責任を負いません。取り扱いは,自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の,無許諾での転載は固くお断りいたします
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配信元 | バンダイナムコゲームス | 配信日 | 2012/11/30 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
株式会社バンダイナムコゲームス及び株式会社バンダイナムコオンラインは、株式会社ディー?エヌ?エーが運営する「Mobage(モバゲー)(URL: )」、「Yahoo! Mobage(Yahoo! モバゲー)()」にて提供中のソーシャルゲーム「トリコ 爆食グルメバトル!」の会員数がPC版、モバイル版合計で100万人を突破したことを記念して、「100万人突破キャンペーン」を実施いたします。
「トリコ 爆食グルメバトル!」は、フジテレビ系列にて絶賛放送中の大人気アニメ「トリコ」(原作:島袋光年/集英社刊)をテーマとしたRPGゲームです。
■PC版「トリコ 爆食グルメバトル!」キャンペーンについて予定されているキャンペーンの中から一部をご紹介します。
(1)アイテムコードキャンペーン【期間】11月30日(金)のメンテナンス終了から次回メンテナンスまで
ゲーム内でキャンペーンコードを入力することで100万突破記念カードSR トリコ(100万人記念Type)が貰えます。
アイテムコード:100mannintoppa
(2)カムバックキャンペーン【期間】11月30日(金)のメンテナンス終了から次回メンテナンスまで
9/1以降にゲームをプレイしていなかったお客様がキャンペーン期間内に再びゲームをプレイすると以下のアイテムがプレゼントされます。
1.猛獣カードガシャチケット1枚
2.行動P回復薬(非売品)3個
(3)新人美食屋応援キャンペーン【期間】11月30日(金)のメンテナンス終了から次回メンテナンスまで
キャンペーン期間内に初めてゲームをプレイしたお客様には後日、初期のゲーム進行が有利になるアイテムをプレゼントします。
1.食材「にんにく鳥の肉」1個
2.食材「鬼キャベツ」1個
3.換金食材「グルメ金塊」2個
■モバイル版「トリコ 爆食グルメバトル!」キャンペーンについて予定されているキャンペーンの中から一部をご紹介します。
(1)日替わり強化キャンペーン【期間】11月30日14:00?終了時期はゲーム内にて告知
期間中日替わりで特定のカードの合成経験値が最大10倍になります。
(2)100万人突破記念!SSR カード入りお得なグルメガシャ!【期間】ゲーム内にて告知
期間限定で、SSR カード入りのお得なガシャが登場します。