。 とはいえこれが,スキラ島でのリアルな戦い方なのである。本作は,ちょうど良い場所に遮蔽物があったり,じっとしていれば怪我が治ったり,殺される直前まで元気いっぱいで戦えたりするゲームではない。英雄やスーパーマンのいない戦場がここにあるのだ。万人受けするゲームとは決して言えないが,このゲームに魅力を感じる人は,確実に存在するだろう。この“重さ”に興味があるなら,ぜひ一度は本作をプレイしてみてほしい。 プレイヤーの“視点”が変わるマルチプレイ ここまでは,基本的にキャンペーンモードに関して紹介してきたが,ここからはマルチプレイモードについて紹介していこう。 本作は,カバル RMT,フレンドと一緒に遊ぶと評価が激変する。そのシビアなシステムゆえに,Co-opや対戦での遊び方が,一般的なFPSとはかなり異なり,誤解を恐れずに言ってしまうと,RTSっぽいゲームの遊び方に変化するのだ。 まずCo-opに関してだが,本作では,キャンペーンモードを最大4人でプレイできる。ホストが部隊長で,ほかの参加者は部隊の中で好きな兵科を選べる。ソロでキャンペーンを進めていると,アサルトライフルがメイン武器の部隊長しか選べないので,遠距離での撃ち合いが少々つらいのだが,Co-opであれば,狙撃兵でも衛生兵でも好きな兵科が選べるのだ。 部隊長を担当する際に,実際にボイスチャットで指示を出せる点も,Co-opならではの魅力だろう。もちろん部隊員達も,戦況を自分の声で伝えることができる。狙撃兵がスコープで敵を発見し,敵の居場所を具体的に説明したり,衛生兵に助けを求めたりといったこともスムースに行える。シビアなゲームだからこそ,ボイスチャットでの密な連携が重要な意味を持ってくるのだ。 対戦に関しては,「殲滅作戦」と「潜入作戦」が用意されており,いずれも最大8人(4vs,アラド RMT.4)でのバトルが楽しめる。殲滅作戦は,いわゆるチームデスマッチなので,多少でもFPSをたしなんでいる人であれば,すぐにチャレンジ可能だろう。 一方,潜入作戦は少々特殊な対戦モードで,これは攻撃組と防御組に分かれて行われる。攻撃側は敵陣に存在している目標を破壊すれば勝利となり,防御側はそれを守りきることが目標となっている。このモードでは,人間+CPUで1つのチームになっている。かなり広大なマップなので,攻める側も守る側も,兵士の布陣に頭を悩ませることになるだろう。 攻める側は,味方をおとりに使って敵の動きを牽制したり,バラバラに配置して隠密行動に徹したりといった戦い方が楽しめる
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