2013年1月25日金曜日

ハードウェアベンチマークレギュレーション11.0公開。3DMarkはいよいよ「06」から「11」へ_1

 BFBC2における描画オプションは「全般のクオリティ」にプリセットという形でいくつか用意されており,初期設定は「Medium」。これを「Advanced」に変更すると「アドバンスド設定」が表示され,細かな設定を行えるようになる。  レギュレーション10?11世代では,GPU負荷がなるべく高くなるよう,基本的には軒並み「HIGH」に変更しているが,ここで「HBAO」だけ「OFF」としている点は要注意。HBAOは「Horizon-based Ambient Occlusion」の略で,DirectX 10&11モードでアンビエントオクルージョンを駆使したリアルな影描写を行うものなのだが,負荷がかなり大きいこと,そして本レンダリング技術がNVIDIAの手によるもののため,GeForceとRadeonの公正な比較を阻害する要因になりかねないことから,このように設定した次第だ。  もう1つ,そのアンチエイリアシング,そしてテクスチャフィルタリングの項目は,ゲームオプションにそれぞれ「アンチエイリアス」「異方性フィルタリング」として用意されているのだが,両設定項目の最低値はいずれも「1x」。「無効」とほぼ同義のはずだが,明示的に無効化できるわけではなく,その意味でレギュレーションの規定する「標準設定」とは異なるため,本タイトルでは,標準設定の代わりに,1xアンチエイリアシングと1x異方性フィルタリングを適用した「低負荷設定」を用いるので,アラド戦記 RMT,この点はあらかじめお断りしておきたい。  さて,テスト方法だが,BFBC2では,シングル/マルチプレイを問わず,専用のベンチマークモードのようなものが用意されていない。そのため,のベンチマークレギュレーションでは,シングルプレイの「COLD WAR」における「トラックの荷台に乗って移動しながら,敵の追撃を受ける」というシーンを用意し,その間のフレームレートをFrapsから測定するという手法をとることにした,arado rmt。  テスト用にで用意した「GameSettings.bin」を,マイドキュメント内にある所定の場所へと上書きして,下に「実行手順」として示した流れでテストを進めていく。  ただ,ここで注意してほしいのは,「BFBC2は,パッケージ版,デジタル配信版を問わず,Electronic Arts,もしくはValveのソフトウェア配信システム経由で自動アップデートされる」こと。つまり,テストに用いるゲームのバージョンは,そのときどきの最新版になるわけだ。  そして,2010年11月30日に「Map Pack 7」と「Battlefield Bad Company 2 Vietnam」のリリースに向けたアップデートが実施され,この結果,レギュレーション10.1で用意していたセーブデータは利用できなくなっている。  そこでレギュレーション10.2においてレギュレーション10.0&10.1と同じシーンが始まるよう,新たにセーブデータを用意し直した。レギュレーション11.0でも,この「10.2用」セーブデータを継続して用いる。テストそのものはレギュレーション10?11世代で共通なので,得られるスコアも同じであり,基本的には横並びの比較も可能だ。
関連トピック記事:

0 件のコメント:

コメントを投稿